見どころ 第3回 大正絽漫® 2022.9.1 ~古民家を活かした楽しむ暮らし~ 今回ご紹介する大正絽漫さんは、ご主人の箱田勝彦(はこだかつひこ)さんと奥様の千鶴(ちづる)さんのお店です。寺内町の城之門筋北東に面した明治時代に建てられた住居兼店舗の古民家で、奥様の千鶴さんは、「和雑貨と着物の着付け」を行い、ご主人の勝彦さんは、「箱田商店」として着物地や和柄の生地を使ったエプロンなどの製造卸をしておられます。 では早速・・・”大正絽漫”さんは、興味深いお店ですので色々お聞きしていきます。 Q:インタビュアー A:箱田勝彦・千鶴様 Q.いつ頃から、寺内町でお店を開かれたのですか? A.2013年8月に寺内町に移住しました。まもなく10年目になります。 Q.なぜ、寺内町を選ばれたのですか?寺内町に何か特別な思い入れがありますか? A.永年エプロンメーカー(製造卸)として、全国の問屋・スーパー・百貨店に納入してきましたが、「将来小売業として自分たちの店が持てれば良いな」と思い古民家を奈良、堺に探し求め、新聞で寺内町の事を知り富田林に来ました。 この様な素晴しい所が近くにあったとは! Q.ここ2~3年コロナ禍で、人の動きが変わりましたが、苦労している事や、寺内町にもっとこうなってほしい様な事柄はありますか? A.初めてのお客様が多くなりました。だんだん開いている店が少なくなって来て、なかなかお店に入ってもらえない。寺内町の大きな催しが、今までの様に出来れば以前の活気が取り戻せるのでは・・・・。月事の催事に出向き「町にきてね」と寺内町のアピールも頑張っています。 Q.寺内町で好きな場所・物はありますか? A.希少な景観。大阪府で唯一の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された町です。江戸時代にタイムスリップした様な町並が大好きです。その中でも、江戸~昭和の中期の町屋・寺院の建造物が約200棟も残っているのが非常に気にいっています。 Q.今年10月に「第22回 寺内町ろまん亭」落語会が開催予定ですが、大正絽漫さんと落語界と何か繋がりがあるのですか? A.高校時代の一年先輩に笑福亭鶴瓶さんがおられて、箱田さんが移住の時、鶴瓶さんが一人車で寺内町に来られ、皆さんとの顔つなぎをしてくださいました。それがきっかけで、落語会をする事になり、今ではチケットも販売してすぐ完売するまでになりました。 Q.ご夫婦揃って、寺内町の「ボランティアガイド」に所属されていますが、来訪者の方々に伝えたい事柄や届けたい事柄はありますか? A.ガイドの時、寺内町のマップ片手に散策に廻って頂いていますが、本当の寺内町の良さがわからないまま帰って行かれる方が多く、心残りです。お店に来られた方に寺内町の事を説明させて頂くと「すごい所なんですネ!次回、又皆と来ます。」と。・・・その言葉が聞けるように一人でも多くの方に町の魅力をガイドをしたいですね。 Q.定期的な年間行事はありますか? A.毎年3月に花嫁衣裳の体験会を行います。とても人気です。事前予約でカメラマンによる「着物撮影会」も実施しています。 「大正絽漫®」インフォメーション ■お店のアピールポイント 和を中心とした雑貨があり、カフェも併設しております。特に「手作りパウンドケーキ」が人気です。お店自体はエプロン屋さんですが、着物の着付けも行っています。着物姿で町歩きも素敵ですよ。 ■お店のおすすめ ギフト用にフクロウブローチの付いたエプロンは、「母の日」「敬老の日」に人気です。<オオサンショウウオ>も大人気でとても癒されます。店内には面白い商品が沢山あります。エプロンと服以外の手作り雑貨は全て奥様の手作りです。 ■お店からのメッセージ 寺内町の「ボランティアガイド」も務めさせて頂いています。町の良い所と、店の良い所をご案内します。時間が合えば「落語会」「コンサート」にも足をお運びくださいませ。寺内町にドップリつかっている主人と店主の二人三脚です。 大正絽漫® 〒584-0033 大阪府富田林市富田林町24-4 TEL 0721-51-4411 Facebook @HAKODA,SHOTEN インスタグラム jinaimachi.taishoroman 営業日/時間 (月~日)不定休 開店 10:00 閉店 16:00 Tweet 第1回 興正寺別院、令和の大修復工事にむけて ~この風景を記憶にとどめて~ 第4回 手仕事と雑貨 23番地.